2008年10月05日
 ■  やはり、天才!

ここのところ、だいぶん涼しくなってきたので、
そろそろN川先生ご夫妻も蓼科の山から下りていらっしゃったかと、
思いつき、
お訪ねしてきました。

逗子のOctetがしばらく活動できずにいるので
心苦しく思っていたのですが、
先生はここのところバスーンアンサンブルに
集中していらっしゃるようでした。

7月に茅野市のホールで愛知県芸時代の生徒さんたちが
演奏したBnカルテットを聞かせてもらいました。
数年前、逗子のホールでCD録音もしましたが、
今回は「日本の子供」と銘打った、日本のメロディーです。

すばらしい編曲、感動ものです。
全33曲の第1曲はなんと「君が代」、終曲は「ふるさと」です。
その間の曲は季節順に並んでいます。
古今集に倣うかのように。

質問してみたのですが、
何か、元の譜面を見て書いたわけではないとのこと。
メロディーも和声も頭の中から取り出されたもの。
いったいこの方の心の中どうなっているのでしょう。

こんなすばらしい作品が公開されて、
みんなが演奏できるようになったら、
他の楽器にもtranscribできたら、、、
すばらしい「日本の財産」だと思います。

先生は昭和10年日生まれだそうです。
戦中の教育で、こんな才能が育まれれるのでしょうか?
明治以来の教育が、必ずしも間違いだったわけではなく、
むしろ、相当によかった面が、やはりあるのかと感じます。