2008年01月16日
 ■  定期演奏会終了!

12日、大勢の皆さんにご来場・ご協力を頂きました。
お陰様で、会場もそこそこ埋まり、
とても楽しく演奏させて頂きました。
厚く御礼申し上げます。
まだまだ、至らぬところは多々ありましたが、
生徒達からも、やろうとする気持を感じることが出来ました。

それにしてもマイッタのは、生徒諸君が直前になって、
あれこれとやりたがることです。
「ヘンデル風のカツラと衣装で演奏したい」
「もののけ姫では、コダマを映し出したい」
「フィナーレに着ぐるみを着たい」

準備期間が少なくなってからのアレコレは、
危険が伴います。
彼らの思いつきが、
全体の流れや雰囲気にそぐわなかったり、
ぶちこわしになってしまったりする場合もあります。
練習時間を奪い去り、演奏の質を劣化させ、
帰宅時間が遅れ、体調を壊したりと悪いことずくめです。
客観的に大人の目で見て、NGを出さなければならない場合もあります。

しかし、一方、
それらをすべて封じてしまえば、
生徒達にとっては、型にはめられて、
言われたことをやっているだけという感じが強くなるでしょう。
やりたい!と感じ、やった!と思える。
すべての根本である筈の、この気持が失われては意味がありません。

正月あけ以来、強制しているわけでもないのに、
連日の長時間練習。
始発のような電車で登校し、
親がやきもきするような時間に帰宅。
食べて寝るだけでまた暗いうちに登校、という繰り返し。

こちらは毎日「もういいから、早く帰れ!」
ばかり言い続けているのです。
それでも、
前日、当日も朝早くから夜遅くまで。
体力・気力の限界に挑戦するようなスケジュールです。
学校の活動と考えればかなりリスキーな状態かもしれません。

しかし、あえて、思うのは、
そのリスクがなかったら、きっと私も楽しいと感じないのでは、、、
高校生が高校生らしく魅力的なのは、
そんな、限界に挑戦し、完全燃焼する瞬間なのでは、、、、
当然、そこにはリスクもあり、失敗もあり、なのでは、、、、

そして、傷ついても躓いてもやり遂げて、
それが、みんなのためにもやれたと実感出来たとしたら、
それこそが幸福感というのもなのではないでしょうか?
いまはただ、
生徒が互いを讃え合って欲しいと感じています。

こちらは「不必要なリスクの回避」にむけて努力したいと思います。